オフィス スマイルベアー

『外国人との共生・まちづくりを考える』~日本の人口減少の事実を知る事で見えてくる地方の危機~

創業13年で、外国人実績No.1!選ばれている『GTN』  

昨日7月18日、不動産流通ネットワーク『コアネット』さんのセミナーに参加させていただきました。

実は2回目です。前回の内容はこちらから≫≫≫

 

今回、講師をされたのは、『外国人が日本に来てよかったをカタチに』されている、

株式会社グローバルトラストネットワークス

代表取締役 後藤裕幸氏 です。

 

株式会社グローバルトラストネットワークス(GTN)は、外国人専門の賃貸住宅保証・お部屋探し・生活サポート・お仕事紹介を行う、No.1外国人生活総合支援企業です。累計200,000人の外国人顧客対応の実績があります。

コーポレートサイトはこちらから

 

後藤社長の講演では、日本の人口減少の事実、在日している外国人が直面している部屋探しの現状、遅れている日本の現状など、そしてそれらを解決するサービスを実例と共にご紹介いただきました。

富山県の人口が、2045年には81万人に減少する事実・・・。

日本の人口が減少する。誰もが知っている事実です。

富山県の人口は、2019年1月1日現在『104万5千人』です。これが、2045年には、『81万人』になると言われています。

約24万人が減少するという事です。4分の1近くが減少するという事です。

 

  • 日本の新成人は、125万人から、20年後92万人に減少します。
  • 2024年問題では、国民の半分50歳以上になります。※私も50歳になります。(^^;)
  • 同じく2024年問題では、団塊の世代が全て後期高齢者(75歳以上)になります。
  • 2025年に、3人に1人は高齢者(65歳以上)になります。
  • 2050年には、人口が9,515万人になり、25%減少します。高齢率は40%生産年齢人口は4,930万人になります。
  • 日本の社会保障問題は今後ますます深刻になっていくことは皆さん周知の事実です。

 

一方、AI化が進みます。仕事の効率化をロボットに託そうにも、ロボットは、ご飯を食べません。

いかに効率化が進もうとも、日本が抱える社会保障の問題は解決しません。

これが現実なのであり、変わりようがない事実です。であるからこそ、これからやらなければいけないことは、明確であると考えます。

日本の労働者不足がアジアの若年人材市場とシンクロする!

一方で、成長著しいアジア市場は、日本とは全く逆の現状です。

圧倒的に若年層が多く、就職難が深刻な問題となっています。新興国は外資企業に圧倒的に人気が集中しています。

アジア新興国には若くて優秀な人材が豊富であり、日本を始め外資企業にとっては、人材の宝庫といえます。

 

このように、日本社会の課題とアジア市場の課題は面白いほど補完性が高いと考えて良いのです。

【日本が抱える課題】若年者の労働者不足

【アジアが抱える課題】若年者の就職難

『日本の労働者不足とアジアの若年人材市場』がシンクロします。

 

法務省平成30年公表資料によると、

2012年の外国人総数:2,033,656人

2018年の外国人総数:2,731,848人

日本に在住する外国人が70万人増加しています。

※関連記事はこちらもご覧ください。

 

興味深い情報ですが、新宿区の新成人のうち外国人の比率が45.7%にもなっているそうです。

在住する外国人が増加し続けている地域は、取り分け流行の先端地であり、土地の価格が高騰しているようです。

逆の言い方もできますが、そのような地域だからこそ、外国人が集まり、人口は増加し、経済は発展していきます。

 

後藤社長の講演は、この後自社サービスや、不動産業界の課題などを中心にお話しいただきました。貴重なお話をいただき、感謝申し上げます。

【おまけ】人口減少ランキング『30年間で人口が半減する予測が49の市に!?』

17日の東洋経済ニュースで面白い記事を見かけたので共有します。2045年推計人口は2015年比で大幅に減少する。という内容です。

『30年間で49もの市で人口が半減する予測!!』富山県は大丈夫でしょうか?

推計人口が最も減少する自治体のトップ50の中に、富山県は入っていませんでした。

 

そうは言っても安心はできません。

隣の石川県珠洲市が10位に入っていました。能登半島のちょうど先端の市ですね。

順位 2015年人口⇒2045年人口 減少率(減少数)

10位 14,625人⇒6,112人 △58.2%(△8,513人)となっています。

 

では、富山県を見てみましょう。

順位 〇〇市 2015年人口⇒2045年人口 減少率(減少数)

85位 氷見市 47,992人⇒26,111人 △45.6%(△21,881人)

174位 南砺市 51,327人⇒31,017人 △39.6%(△20,310人)

256位 小矢部市 30,399人⇒19,891人 △34.6%(△10,508人)

281位 魚津市 42,935人⇒28,759人 △33%(△14,176人)

397位 滑川市 32,755人⇒23,968人 △26.8%(△8,787人)

442位 高岡市 172,125人⇒131,477人 △23.6%(△40,648人)

481位 射水市 92,308人⇒72,885人 △21%(△19,423人)

489位 黒部市 40,991人⇒32,585人 △20.5%(△8,406人)

 

皆さんの市はいかがでしょうか?

私はこの数字を見てぞっとしました。。。

 

氷見市は正直、ほぼ半減に近い市であると言えます。この事実に対して、対策を立てなければ何も変わりません。

もちろん、私なんかが言う前に取り組んでおられるでしょう。

それでも、自治体頼みではなくて、企業が、市民が取り汲んでいかなければいけない課題です。

 

それでも富山県は他の地方に比べるとまだいい方かもしれません。

これらの人口減は、ダイレクトで人材不足に繋がります。また、社会保障の問題にも大きく影響します。

『人材採用』における外国人雇用の増加、これからの特定技能も含んだ外国人労働者の拡大は、最大の人口減対策ということができます。

 

『あなたのお困りごとを解決して、共に笑いあえるパートナーになりたい』

オフィス スマイルベアー  山口 真二

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