【あなたの業種の状況は?】【人が来ない3つの原因】~人材不足で悩まなくなるコンテンツ~vol.2
富山県の【業種別有効求人倍率】を徹底分析。あなたの会社はどうなっていますか?
どうして求人を出しても人が来ないのか?【人が来ない3つの原因】
- 『人手が足りない。人材不足で困っている。』
- 『ハローワークに求人を出しても応募が来ない。』
- 『求人広告を使っても広告費が垂れ流し。』
どうしてこの状況が生まれていると思いますか?
『日本の高齢化、人口減、特に労働人口が減っているから。』で終わってしまってはそれまでですよね。中小企業の新卒有効求人倍率が約10倍になっていることは前回も書きましたが、業種別に人材不足が起こっていることは、皆さんもご存知だと思います。
人材不足の原因は、【人口が減っているから】ですが、富山県だけでも毎月15,000人もの人が仕事を探してハローワークを訪れます。潜在的な求職者はWebでの就職活動を行っており、本当に仕事を探している人はもっとたくさんいるということですね。
人材採用において、人が来ない原因を私は3つに絞って考えています。
- そもそも求職者にあなたの求人が届いていない。
- 求人を見ても応募しようという気にならない。
- どうしてもあなたが欲しいという想いが届いていない。
『うちの会社に魅力がないってことかー?』と怒られそうですが、敢えて書きました(笑)
会社に魅力がないのではなくて、本当の魅力を言葉にして発信できていないだけだと私は考えます。
さて、今回のテーマと逸れてしまうので、このテーマはまた今度にします。
2019年4月26日富山労働局リリースの『富山県の雇用情勢』より引用させていただきます。
県内の雇用情勢によると、2019年3月の富山県の
有効求人数は『29,594人』で前月比▲3.0%
有効求職者数は『14,738人』で前月比▲0.8%
これにより、有効求人倍率は『1.95倍』になり前月より▲0.05%となりました。
この数字を見る限り、ハローワークに来る求職者は毎月約『15,000人』もいるってことですね。一方集まる求人は『30,000人』もあります。それで2倍前後で推移していることになります。そしてこの数値は総数ですので、業種別でみるともっとリアルに自社の現状が把握できます。
富山県の【業種別有効求人倍率】を徹底分析しました。
2019年3月の職業別有効求職・求人・求人倍率(パート含む常用)※富山労働局 職業安定部HPより引用
職業/有効求職者数/有効求人数/有効求人倍率で表しています。
管理的職業/48人/73人/1.52倍
専門的・技術的職業/1,573人/4,720人/3.00倍
開発技術者/62人/270人/4.35倍
製造技術者/104人/178人/1.71倍
建築・土木技術者等/90人/814人/9.04倍
情報処理・通信技術者/135人/226人/1.67倍
その他の技術者/8人/33人/4.13倍
医師、薬剤師等/12人/170人/14.17倍
保健師、助産師等/376人/1,115人/2.97倍
医療技術者/65人/389人/5.98倍
その他の保健医療/87人/197人/2.26倍
社会福祉の専門的職業/290人/899人/3.10倍
美術家、デザイナー等/104人/102人/0.98倍
その他の専門的職業/240人/327人/1.36倍
事務的職業/3,705人/2,733人/0.74倍
一般事務員/3,239人/1,819人/0.56倍
会計事務員/141人/223人/1.58倍
生産関連事務員/108人/369人/3.42倍
営業・販売関連事務員/144人/201人/1.40倍
外勤事務員/1人/6人/6.00倍
運輸・郵便事務/17人/78人/4.59倍
事務用機器操作の職業/55人/37人/0.67倍
販売の職業/918人/3,401人/3.70倍
商品販売の職業/555人/2,441人/4.40倍
販売類似の職業/17人/40人/2.35倍
営業の職業/346人/920人/2.66倍
サービスの職業/1,421人/6,032人/4.24倍
家庭生活支援サービス/3人/12人/4.00倍
介護サービスの職業/528人/2,528人/4.79倍
保健医療サービス/89人/249人/2.80倍
生活衛生サービス/45人/515人/11.44倍
飲食物調理の職業/394人/1,308人/3.32倍
接客・給仕の職業/190人/1,110人/5.84倍
居住施設・ビルの管理/53人/70人/1.32倍
その他のサービス/119人/240人/2.02倍
保安の職業/92人/408人/4.43倍
農林漁業の職業/125人/192人/1.54倍
生産工程の職業/2,330人/4,409人/1.89倍
生産設備(金属)/23人/72人/3.13倍
生産設備(金属除く)/43人/91人/2.12倍
生産設備(機械)/18人/21人/1.17倍
金属材料製造等/293人/1,059人/3.61倍
製品製造・加工処理/1,104人/1,322人/1.20倍
機械組立の職業/148人/609人/4.11倍
機械整備・修理の職業/114人/457人/4.01倍
製品検査(金属)/67人/84人/1.25倍
製品検査(金属除く)/113人/303人/2.68倍
機械検査の職業/20人/154人/7.70倍
生産関連・生産類似/387人/237人/0.61倍
輸送・機械運転の職業/501人/1,480人/2.95倍
鉄道運転の職業/1人/1人/1.00倍
自動車運転の職業/350人/1,184人/3.38倍
船舶・航空機運転/0人/0人/―
その他の輸送の職業/61人/73人/1.20倍
定置・建設機械運転/89人/222人/2.49倍
建設・採掘の職業/195人/1,266人/6.49倍
建設躯体工事の職業/16人/212人/13.25倍
建設の職業/44人/384人/8.73倍
電気工事の職業/59人/247人/4.19倍
土木の職業/75人/419人/5.59倍
採掘の職業/1人/4人/4.00倍
運搬・清掃等の職業/2,793人/2,969人/1.06倍
運搬の職業/382人/905人/2.37倍
清掃の職業/342人/1,176人/3.44倍
包装の職業/83人/164人/198倍
その他の運搬等の職業/1,986人/724人/0.36倍
分類不能の職業/949人/0人/―
IT関連職業/438人/977人/2.23倍
福祉関連職業/1,090人/4,385人/4.02倍
うち介護関係/659人/3,082人/4.68倍
建設関連職業/284人/2,076人/7.31倍
いかがでしたか?
あなたの会社の業種、職種ごとの求職者がどれくらいで、求人数がどれくらいあるかがわかります。
求人倍率と求人数だけを見ていると、『こんなにあるのか』と、マイナス思考に見てしまいがちですが、プラス思考で考えると、どの業種にも求職者がいるという事がわかります。もちろん地域性もあるので、必ずしもあなたの地域にその職種を希望する求職者がいるとは限りませんが、各地域のハローワークで問合せをすれば、その地域の状況をもっと詳しく教えてくれます。
求人において最も大事なことは、自社分析であると私は考えます。日本の人口減、少子高齢化は事実であり、外部の環境はほぼ変えられません。しかし、内部環境を変えること、魅力を引き出すこと、マイナス要素をプラス要素に変えることはできます。
私が行うコンサルティングは、『あなたの会社の魅力を最大限に引き出すこと』です。
そして、引き出した魅力を、明確な言葉にして、潜在的なターゲットにお届けし、共感を呼ぶことです。そのツールが、Webであり、ハローワークであり、そこには確実にテクニックが存在します。
ちなみに、求人倍率が高い職種は新しい在留資格『特定技能』の対象分野に入っています。
もちろん、もっと早く確実に人材不足を解決する方法があります。
2020年1月、まだ新規枠空いています(笑)。是非お問い合わせください。
『あなたのお困りごとを解決して、共に笑いあえるパートナーになりたい』
オフィス スマイルベアー 山口 真二