ハローワークこそ国内最大の人材バンク!!~人材不足で悩まなくなるコンテンツ~vol.3
『ハローワークに求人出しても人が来ないって本当?』
求人を出そうと考えたときに、まず頼むのが『ハローワーク』ですよね。何と言っても無料で利用できます。
しかし、人材不足の昨今、こういう声をよく耳にします。
『ハローワークに求人を出してもなかなか応募が来ない』
『以前は、ハローワークに出せば何人か応募があった。』
という事です。あなたの会社はいかがでしょうか?
前回、富山県の雇用情勢、業種別の求人倍率について書きました。
忘れてしまった方はこちらから≫≫≫~人材不足で悩まなくなるコンテンツ~vol.2
現在の有効求人倍率は『2倍』です。
『求人30,000件』に対して『求職者15,000人』の半分です。
平成24年(7年前)は、『1倍』です。毎年20%程度上昇しています。
数年前は、そこまでの人手不足感はなかったです。一方、最近は本当に人が集まらないと聞きます。
では、果たしてハローワークに求人を出しても人が来ないのでしょうか?
私の答えは【否】です。
『ハローワークこそが国内最大の人材バンクである』と考えます。
『仕事を探している人』が集まる場所こそがハローワーク!
ご存知の通りだと思いますが、仕事を辞めた人の多くがハローワークに行きます。
それは、仕事を探すこともそうですが、受給するかしないかは別にして、『失業保険』の給付を受けるための申請手続きをハローワークで行う必要があるからです。その中には、『ハローワーク』では別に仕事を探していない非常に優秀な方もいます。
もちろん、ハローワークに行かずとも、退職前に次の仕事を決めて間を空けずに就職する人もいます。優秀な方は転職をステップアップに考えていますので、自分で次のチャンスを掴むことができます。
忘れてはならないのが、県外在住の方です。ハローワークは全国にありますので、県外の方でも、全国のハローワークで富山県へのUターンやIターンで仕事を探す人もたくさんいます。U・I・Jターンを希望の方向けのサイト、補助金制度も有りますので改めて書いてみます。
現在は、ハローワークに行かなくても、インターネットでのハローワーク求人の検索も可能になっていますので、多くの人が、ハローワークの求人票を見ている事実があります。
見ている人がいるのなら、どうして求人に応募がないのでしょうか?
その答えは、求職者にあなたの会社の魅力がきちんと届いていないからです。
そして応募がないのは、不特定多数をターゲットにしているから尚更そうなっている事実があります。
『誰でもいいから来て欲しい』こそ、人が来ない一番の原因!
ここで一つの結論をお伝えします。
『人材採用とは集客です』
お客さんに来てもらいたいときに、『誰でもいいからとにかく来て欲しい。』といっても客は来ません。ラーメン屋であれば、ラーメンを食べたい人しか来ません。同じように、建設の仕事を希望している人は、サービス業の求人はあまり見ません。
前回にお伝えしましたが、『コンテンツマーケティング』による集客と同じ発想になります。
『どんな人を採用したいのかを明確にすること』こそが、『ターゲットを明確にする』という事なります。ターゲットを明確にしてはじめて、その人が興味を持つ求職票が作れるわけです。
どんな人(ターゲット)に来てほしくて、その人はどんなことを求めているかを明確な言葉にして、求人票に載せてはじめて目に留まるというものです。
とりあえずハローワークに求人を出したら応募があったのは過去の事です。
現在ハローワークに求人を出すという事は、求職者に選ばれなくてはならないとうことになっています。それも多くのライバル企業がいる中で。
いわゆる、求職者に見つけてもらって、選んでもらう必要があるという事です。
その発想が『逆』なんです!!
実はこれ、ある意味全ての『集客』につながる事なので、あまり大きな声では言いたくないのですが(笑)
多くの人が逆の発想で物事を考えてしまいます。
『自分目線』と『顧客目線』の違いです。
例えばですが、大手企業はいいです。放っておいても人は来ます。『入りたい。入りたい。』と言って、求職者から応募します。
一方、中小企業はどうでしょうか。放っておいたら人は来ません。『入れてあげる。入れてあげる。』と言っても、求職者から応募はありません。むしろ、『来て欲しい。来て欲しい。』と言っても人が来ない時代になっているのです。
これは別に、お願いをしてきてもらう必要があるという事を言っているわけではありません。もちろん、放っておいても人材が集まってくる中小企業もたくさんあります。人が集まる企業には、そこに入りたいという求職者のニーズがあります。
あなたの会社にとって、『求職者(ターゲット)が応募したいと感じるニーズとは何でしょうか?』
そして、来て欲しいターゲットに対して、『どんな言葉をもって想いを届けていますか?』『求職者に何をプレゼントできますか?』
中小企業の人材不足は深刻です。多くの会社が人材不足で悩んでいます。そしていろいろな手段で人材の募集を行っています。ただ何となく募集を出しても応募が来ない時代に突入しています。そして今後、ますます厳しい状況になっていきます。
ハローワークの求人票には、実はある種の法則が存在します。
次回、ハローワークで人材を採用できるテクニックを紹介していきます。
~人材不足で悩まなくなるコンテンツ~vol.4へつづく≫≫≫
『あなたのお困りごとを解決して、共に笑いあえるパートナーになりたい』
オフィス スマイルベアー 山口 真二