オフィス スマイルベアー

『特定技能』の在留資格取得者が本格的に増加!企業の採用が一気に変わる5年間が訪れます。

『特定技能』在留資格取得者が【271人】に!

はい!サボってました!!

これほど投稿に時間が空いたのは久しぶりです。実は書きたいことが多すぎて・・・。(笑)

 

今朝の読売新聞で、『特定技能』のことが大きく取り上げられていたので記事にしました。

2019年4月1日に外国人労働者の受入れ拡大を目的に、改正出入国管理・難民認定法が施行され、新しい在留資格『特定技能』が開始されました。

 

特定技能については関連記事でこちらをご覧ください。

『特定技能』とは?

『特定技能』と『技能実習生』の違い

 

4月に施行され、6月末時点で【20人】だった『特定技能』の在留資格取得者が【271人】に増加したという事です。

6月時点での記事はコチラ

 

一見、すごく増えているように見えますが、実はこれ、今年度受入れ見込数のわずか【0.5%】にすぎません。

全然少ないじゃないかと思うかもしれませんが、そうではありません。

 

今年度受入れ見込数は、【47,550人】です。

外国人からの申請自体は【1,283人】からありました。

 

申請書類の準備に時間がかかったり、書類の不備があったり、再提出が必要なケースが多く、遅れている現状があります。

試験実施は【介護】【外食】【宿泊】の3業種のみ

 

現在、『特定技能』在留資格取得に必要な『技能評価試験』が行われているのは、他飼養14業種のうち【介護】【外食】【宿泊】の分野のみです。

既に2,000人の人が合格している現状があり、9月、10月、11月と試験の実施予定もあるため、今後ますます合格者は増加していきます。

試験に合格して初めて、合格証明書がもらえますので、証明書と併せての在留資格申請となるため、更に数か月の時間を要します。

 

ではその他の11業種はどうなのか?

一応、年度内に試験が行われる見通しとのことですが、もう少し時間がかかりそうです。

 

また、現在日本で最も技能実習生が多い【ベトナム】での試験と国の整備が遅れている為、海外からの在留資格取得者がまだ少ないことが増えてこない現状でしょう。

現在の取得者はほぼ『技能実習生』からの移行組み

『特定技能』在留資格には、『技能実習生』が3年で帰国する(最長5年)ため、技能を身に付け、経験のある人材に引き続き日本で働いてもらう意図があります。

その為、『技能実習生』は、同じ職種であれば、『日本語能力』『技能評価』の試験を受けることなく、『特定技能』への移行が可能なのです。

 

ですから、既に取得している人は、『技能実習生』からの移行組がほとんどの現状です。

 

今後は、試験も整備され、受入れ機関や、登録支援機関も申請手続きの要領を得てくればもう少し申請は加速するものと考えられます。

いずれにしても、企業もまだ様子見段階にあり、自社で受け入れ支援体制を構築を模索する企業や、登録支援機関を決めかねている企業など様々な状況です。

『特定技能1号』の在留資格取得のルート

実際に『特定技能』在留資格取得には、次のルートが考えられます。

・国内在住の『技能実習生』

・国内在住の『留学生』

・海外在住の『技能実習修了者』

・海外在住の『日本で働きたい方』

・『介護分野』の特例としてEPAでの来日者※別の機会に説明。

 

もっとも可能性が高いのは、既に日本に来ている『技能実習生』や『留学生』です。

『技能実習生』は同じ職種であれば、無試験で資格移行が可能です。※ただし技能実習での『評価調書』が必要。

『留学生』は、日本語の勉強できている学生は、既に『日本語能力検定』N2・N3・N4を持っている人がほとんどなので、分野の『技能試験』の合格が必要。

 

次に考えられるのは、既に『技能実習』を修了して母国に帰った『技能実習修了者』です。

『技能実習修了者』は、技能実習2号を良好な成績で修了していることが必要。ただし、体制が整っていない国もあり、もう少し時間が必要。

 

最後に、海外在住で『日本で働きたい方』です。

私が以前に訪問した『カンボジア』では、日本で働きたいという若者が増加しています。その為、大学の日本語学科は毎年増員している状況です。また理系大学の卒業者でも日本で働きたいという学生は増加しています。

問題となっているのが、日本の在留資格要件です。日本で働くには、『技能実習』か、『技術・人文知識・国際業務』が主なルートです。しかし、日本語の勉強をしても働く機会を得られないのが現状です。理由は在留資格がマッチする仕事が無いからです。

 

そういった人たちが、日本で働くことができる『技能実習』ではない在留資格が今回の『特定技能』でもあります。早急に、海外でも受験できる体制が整うことを望みます。

日本語を学べる場所が足りないと同時に悩みの解決場所がない。

現在、外国籍を持つ子供に教育の場を提供する動きが官民で広がっています。

実際に、私のスマイルベアー『日本語教室&コミュニティー』にも問合せが増加し、先日も富山県の職員さんが教室を見学に来られました。

 

スマイルベアーでは、富山県の人材不足解消の為に採用コンサルティングを行っています。同時に『外国人との共生』を最大限にサポートする為に、日本語教室もスタートしました。

現在、企業には外国人労働者が急増しています。今回の『特定技能』も然りです。

 

しかし、多くの課題や、企業の悩みがあるのも現状です。一方では、もっと大きな悩みや困りごとを外国人は抱えています。外国に住んだことがある人ならわかるかもしれません。

日本に来ている外国人の方で、悩んでいることを気軽に相談できる相手がどれだけいるでしょうか。

 

スマイルベアーの日本語教室は、日本語を学ぶだけではなく、そんな外国人の方が安心して、相談できる信頼関係を築いていきたいと考えています。

『楽しく学んで、日本語も、日本の文化も、日本人も好きになる。』そんな教室にしていきます。

 

 

最後になりますが、『特定技能』の受け入れ企業には、外国人の日本語を学ぶ機会や、日本文化などのコミュニティーに触れる機会を支援する必要があります。

スマイルベアーでは、『特定技能』の受入れを支援できるとともに、来日後の外国人のケアまでを総合的にサポートします。

 

制度や法律面、仕組みだけでも知りたいという方は、いつでもお問い合わせください。

 

 

『あなたのお困りごとを解決して、共に笑いあえるパートナーになりたい』

オフィス スマイルベアー  山口 真二

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