『日本語の上達は文法にあり!?』アウトプットで楽しく学ぶ、富山県の日本語教室&コミュニティー
『日本語の文法』って覚えていますか?
教室の生徒さんたちに何を一番勉強したいかと聞くと、『文法』と言います。
『文法』をどのように教えるのがいいのでしょうか?そもそも『文法』ってなんでしたっけ?
『文法』とは、文を作るうえでの決まり事、ルールのことです。
以下は、【言葉の単位】です。
- 文
- 段落
- 文章
- 文節
- 単語
それぞれ説明できますか?
何となくはわかるのですが、説明できるかというと怪しいモノです。私も、調べました。
【文】とは、一つの完結した言明を表す言語表現の単位です。
次々に疑問?が出てきますので、一つづつ説明していきます。
- 【文】は、基本的には『主語』と『述語』からなります。
- 『主語』は、文の成分の一つで、『何がどうする』『何がどんなだ』『何が何だ』における『何が』を示す【文節】をいいます。
- 『述語』は、文の成分の一つで、『何がどうする』『何がどんなだ』『何が何だ』における『どうする、どんなだ、何だ』を示す【文節】をいいます。
- 【文節】は、言葉を細かく区切った際に不自然にならない最小の単位のことです。昔、語尾に『ね』をつけて区切った記憶があります。
- 【文章】は、いくつかの【文】が集まっているもののことです。
- 【単語】は、言葉として一番小さい単位です。
こんなことを、皆に説明してみますが、怪しいモノです。
皆の顔には『はてな?』が書いてあります。しかし、比較的日本語が上手な子は理解しています。
例えば、理屈を説明するのは難しいモノです。そもそもその言葉の意味を理解できないのですから尚更です。
どれだけ簡単に、わかりやすく教えるかがとても大事です。
本当に知りたい『文法』って何なのか?
『違う違う。皆、こんなことが知りたいんじゃない。』
っていう事に気づきました。もちろん、文法は大事です。しかしそれはもう少し先の段階なのですね。
『じゃあ具体的には何が知りたいのか?』
言い換えると、
『何が苦手で、何が得意なのか?』
『何に困っているのか?』
っていう事だと気づきました。お困りごとを解決するのがスマイルベアーじゃないか(笑)
そうだ!テストをしよう!
準備していたので、思い付きではありません。
今回、皆にしたテストは、『日本語能力試験のN5問題集』を活用しました。
テストといっても、1人1人に書かせるのではなく、全員一緒に行います。
1人づつ何問かづつ読んで答えてもらいます。合っているか、間違っているかを他の子たちに確認します。
とにかく、『アウトプットさせること』が大切です。
例えばこんな問題があります。
- 私は あしたの ひこうき ( ) 国へ 帰ります。
1.に 2.で 3.か 4.を
どれが当てはまるかを答えてください。
冒頭で説明した『主語』や『述語』もそうなのですが、難しいのは、
主語を成り立たせる『「名詞」にどの「助詞」をつければいいのか?』
というようなことが彼らには難しいのです。
どのように『文法』を理解させるか?
『単語』は、母国でもたくさん勉強してきます。私たちが英語を勉強する時に、英単語を勉強するように。
『単語を文にするにはどうするのか?』その為にはやはり文法を理解する必要があります。
問題は、どのように『文法』を理解させるか?という事です。
もちろん教室でも教えていきますが、日々の生活の中ではもっといろいろなケースに直面します。
その都度、疑問を持って、理解していくことが何よりも大切です。
スマイルベアーの日本語教室では、LINEを使った日本語勉強のサポートも行います。
日々の『あれ?』を忘れないうちに質問して答えることで、少しづつですが理解していくというものです。
やはり、アウトプットが大切ですね。自分から使うことで、より理解が深まります。
最後になりますが、外国人が日本語で苦労する理由の一つに『方言』が有ります。
『富山弁、クセがすごい』です。皆、この壁にぶち当たります。
日本語を学んでいる外国人が身近にいる方は、なるべく『正しい日本語』を話しましょう!
スマイルベアーは、『特定技能』の受入れを支援します。
特定技能を受け入れる為に講じなければいけない必要な措置を支援していきます。
◎日本語学習の機会の提供
◎日本人との交流促進に係る支援
◎生活オリエンテーションの実施
同時に、スマイルベアーの『日本語教室&コミュニティー』サービスは、高岡市以外にも富山県全域に拡大予定です。
ご希望、ご要望有りましたら、お気軽にお電話ください。
『あなたのお困りごとを解決して、共に笑いあえるパートナーになりたい』
オフィス スマイルベアー 山口 真二