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開設から1年が経過『特定技能』外国人の在留者数は。~富山県の登録支援機関数は?~※動画あり

国籍・地域別 特定産業分野 特定技能1号在留外国人数

2019年4月、新しい外国人労働者の受け入れを目的とした在留資格『特定技能』が開設されました。5年間で35万人の来日を見込んでいましたが、急ピッチで進めた反動でしょうか、なかなか手続きが進まず目標とされていた人数には全く足りていない現状がありました。

※2019年9月27日『特定技能』の在留資格取得者が本格的に増加!企業の採用が一気に変わる5年間が訪れます。

2019年度の受入れ見込数は、【47,550人】と言われていましたが、実際のところはどうなったのでしょうか?

※令和2年3月末現在 出入国在留管理庁『特定技能1号在留外国人数』より引用

受け入れ総数

全体の受け入れ総数は、3,987人です。

各国別でみてみると、ベトナム(2,316人)、インドネシア(456人)、中国(331人)、フィリピン(235人)、ミャンマー(216人)、カンボジア(198人)、タイ(125人)、ネパール(25人)、その他(85人)となっています。

ベトナムが多いのは、現在の技能実習生の数を見れば理解できます。それ以外では、インドネシア、フィリピン、ミャンマー、カンボジアの増加が目につきます。フィリピンはいち早く海外での技能試験が開催されたことが大きいようです。

介護分野

介護分野の受け入れ総数は、56人です。

ベトナム(3人)、インドネシア(26人)、中国(3人)、フィリピン(24人)

ビルクリーニング分野

ビルクリーニング分野の受け入れ総数は、27人です。

ベトナム(19人)、カンボジア(7人)、タイ(1人)

素形材産業分野

素形材産業分野の受け入れ総数は、437人です。

ベトナム(207人)インドネシア(78人)、中国(61人)、フィリピン(29人)、ミャンマー(10人)、カンボジア(2人)、タイ(46人)、その他(4人)

産業機械製造業分野

産業機械製造業分野の受け入れ総数は428人です。

ベトナム(231人)インドネシア(113人)、中国(36人)、フィリピン(19人)、ミャンマー(7人)、カンボジア(1人)、タイ(20人)、その他(1人)

電気・電子情報関連産業分野

電気・電子情報関連産業分野の受け入れ総数は、184人です。

ベトナム(113人)、インドネシア(9人)、中国(21人)、フィリピン(17人)、ミャンマー(12人)、カンボジア(1人)、タイ(11人)

建設分野

建設分野の受け入れ総数は、267人です。

ベトナム(200人)、インドネシア(16人)、中国(29人)、フィリピン(7人)、ミャンマー(3人)、カンボジア(5人)、タイ(6人)、ネパール(1人)

造船・舶用工業分野

造船・舶用工業分野の受け入れ総数は、156人です。

ベトナム(24人)、インドネシア(40人)、中国(29人)、フィリピン(48人)、ミャンマー(2人)、タイ(13人)

自動車整備分野

自動車整備分野の受け入れ総数は、37人です。

ベトナム(6人)、フィリピン(29人)、ミャンマー(2人)

航空分野

航空分野の受け入れはまだいません。

宿泊分野

宿泊分野の受け入れ総数は、19人です。

ベトナム(7人)、インドネシア(3人)、中国(3人)、フィリピン(2人)、ミャンマー(1人)、その他(3人)

農業分野

農業分野の受け入れ総数は、686人です。

ベトナム(304人)、インドネシア(88人)、中国(65人)、フィリピン(34人)、ミャンマー(15人)、カンボジア(146人)、タイ(14人)、ネパール(11人)、その他(9人)

漁業分野

漁業分野の受け入れ総数は、42人です。

ベトナム(23人)、インドネシア(16人)、中国(3人)

飲食料品製造業分野

飲食料品製造業分野の受け入れ総数は、1,402人です。

ベトナム(1,042人)、インドネシア(64人)、中国(57人)、フィリピン(24人)、ミャンマー(156人)、カンボジア(36人)、タイ(10人)、その他(13人)

外食業分野

外食業分野の受け入れ総数は、246人です。

ベトナム(137人)、インドネシア(3人)、中国(24人)、フィリピン(2人)、ミャンマー(8人)、カンボジア(8人)、タイ(4人)、ネパール(13人)、その他(55人)

全体的にやはりベトナム人がまんべんなく多いようです。ただ、ベトナム人でも少ないのが介護分野です。介護分野や造船・舶用工業分野はフィリピンやインドネシアに一日の長があるようです。

また製造業にかかわる分野についてはインドネシアやタイから、農業分野はカンボジアから、飲食料品製造業分野はミャンマーからと、受け入れる産業分野によって多い国の偏りがみられるのは、その国の国民性や文化なども影響しているのかもしれません。

富山県の特定技能1号在留外国人の数は?

富山県の受け入れ総数は25人です。この数字は、全国でもかなり少ない現状です。

特定産業分野別にみてみると、

素形材産業分野(5人)、産業機械製造業分野(4人)、電気・電子情報関連産業分野(5人)、自動車整備分野(2人)、飲食料品製造業分野(8人)、外食業分野(1人)です。

1年間で25人はちょっと少なすぎますね。

ちなみに全国の登録支援機関の数は、2020年6月5日現在で、4,493件の登録があります。

富山県の登録支援機関数は、2020年6月5日現在で、50件の登録があります。

いずれも、特定技能外国人よりも、登録支援機関の数の方が多いというのは。。。。(^^;

※2019年12月07日 専門家が教える!『登録支援機関の選び方』~富山で特定技能をサポートする専用ページを作成しました~

【出入国在留管理庁】外国人の受入れ及び共生に関する取組


出入国在留管理庁が制作されている『外国人の受入れ及び共生に関する取組』のユーチューブ動画です。

「特定技能」についてさらに知りたい方は下記ホームページをご覧ください。

出入国在留管理庁ホームページ⇒ http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/ko…  

出入国在留管理庁ツイッターアカウント⇒@MOJ_IMMI
ただでさえ遅れていた、技能検定試験の国内受験や、海外受験に加えて、新型コロナウィルスの影響によりそもそも日本に入国できない状況が続いています。新型コロナの影響でそもそもの採用計画を見直すという企業も増加する可能性もあります。日本人の失業率ですら上昇している状況もあります。今後の動き、情報をしっかりとキャッチしていく必要がありますね。

 

『ニーズをカタチに!』

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オフィス スマイルベアー  山口 真二

 

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