【雇用を守り、企業を守る!】-人材不足で困っている企業と、雇用が難しい企業を繋ぐ政策-
繋がることで埋められるそれぞれの悩み
世の中には知らないことが多すぎます。同時に、情報が溢れています。自分にとって必要な情報はどうしたら自分の所に届くのでしょうか?
新型コロナウィルスの影響で、多くの中小企業、個人事業主が厳しい状況に置かれていることは皆さん周知の事実です。会社を守る為にはやむを得ないケースも多々あります。
もし、『雇用は維持・継続したいが現在は厳しく人員整理をせざるを得ない』状況にあり、『人材を一時的に出向・交流・派遣等させ、雇用の維持・継続ができる』としたらどうでしょうか?
人材不足で困っている企業、雇用を促進している企業へ、一時的に社員さんを出向させるという仕組みです。
賛否あるかとは思いますし、勿論本人の了承を得てにはなりますが、やむを得ずとはいえ解雇してしまうよりも私は責任ある取り組みではないかと考えます。企業間と労働者にとって三方良しの取組ではないでしょうか?まさにつながる事でピースが埋められる、つながる瞬間だと思います。
この繋がりを支援事業として始めたのが、富山県人材活躍推進センターです。
富山県では、雇用に関する様々な事業に取り組まれています。少子高齢化に伴う労働力不足を緩和する為の雇用政策、女性や若者、シニア世代が活躍できる支援事業、人口減少を緩和する為の移住支援事業、外国人雇用支援事業など様々です。そういった取り組みが為されている事があまり中小企業等に周知されていない現実もあります。そこでスマイルベアーでも微力ながら少しづつ紹介していきたいと思います。
新年度となり、新たな政策や支援事業が次々に公開されています。こういった情報は常に自分から取りに行かなければ知り得ません。しかしWebサイトによっては、メルマガ配信や、事業所の方であればメールやFAXなどで送られていると思います。アンテナを高くし、自社に取り入れられないかと気づくことも大切です。
『雇用維持・継続のための人事交流・人材派遣支援について』
『雇用維持のための人事交流支援事業について』※富山県人材活躍推進センターHPより引用
【雇用の維持・継続が難しくなっている事業主の皆様へ】
- 出向、人事交流等させたい人材に係る情報を富山県人材活躍推進センターへご提供ください。
- 人手不足等により新たに人材が必要となっている企業等からの受け入れたい人材に係る情報をご提供します。
- 人材融通に係る各種相談に富山県人材活躍推進センター(社会保険労務士)が対応します。
【雇用が安定している、あるいは人手不足の状態となっている事業主の皆様へ】
- 人材不足等により新たに受け入れたい人材に係る情報を富山県人材活躍推進センターへご提供ください。
- 新型コロナウイルス感染症の影響等により、雇用の維持・継続が難しくなっている企業等からの出向、人事交流等させたい人材に係る情報をご提供します。
- 人材融通に係る各種相談に富山県人材活躍推進センター(社会保険労務士)が対応します。
- 人材融通が成立し人材を新たに受け入れた場合、奨励金を支給します(10万円/件)(詳細調整中)。
【対象者】
- 富山県内に事業所を有する企業(農業法人、社会福祉法人など会社法に規定する法人以外の法人を含む。ただし、国及び地方公共団体が運営・出資する法人を除く。)及び個人事業主
【対象となる取組み】
- 事業主間で一時的に人材を出向・交流・派遣等させることで、雇用の維持・継続を図るような取組み
(想定されるパターン)
①在籍企業に籍を残したまま、受入企業に出向等(在籍出向)を行う場合
②在籍企業に籍を残したまま、勤務日数を減らし、減らした日数を受入企業で勤務(人事交流等)する場合
③在籍企業の雇用契約を解除すると同時に、新たに受入企業と雇用契約を締結し、業績回復後には再び元在籍企業に戻る取り決めを行う場合
【支援内容】
①人材に係る情報の収集・提供雇用の維持・継続が難しくなっている事業主からの出向等させたい人材に係る情報、人手不足の状態となっている事業主からの受け入れたい人材に係る情報を収集し、情報提供します。
②人材融通に係る各種相談(社会保険労務士対応)富山県人材活躍推進センターに社会保険労務士を配置し、一時的な人材融通を行う上で発生する皆様の各種問題の相談にお答えします。
③事業主間で人材融通が成立した場合、受入企業に奨励金を支給(10万円/件)(詳細調整中)
【支援内容・制度に関する問合せ先】
- 富山県 商工労働部 労働政策課 雇用推進班
TEL:076-444-8897(平日 9:00 ~ 17:00(12:00~13:00除く))
【出向等させたい人材、受け入れたい人材に関する問合せ先】
- 富山県人材活躍推進センター
TEL:076-411-9169(平日 9:00 ~ 17:00(12:00~13:00除く))
永続させるために必要な『変化に対応する』ということ
新型コロナの影響で、世の中は大きく変わろうとしています。
テレワークの取り組みやWeb会議等はその最たる例だと考えます。これからますます加速するAI・IT時代についていけていない実情が、中小企業や行政の最大の課題ではないでしょうか。
新しい仕組みを取り入れられない旧態依然とした体制が未だに色濃く残っています。何でもいいです。何か新しい取り組みをしている企業は変化に対応していきます。採用活動もその一つです。
Web面接や、動画配信、SNSの活用は、大手企業、積極的に採用活動を始めている中小企業であれば、当たり前に始めています。そして、合同企業説明会ができない今、現在それが数少ない学生との接点という企業も多いはずです。
働き方も多様化しています。若くて優秀な社員しか獲らない。もしあなたの会社がこのような考えでいるなら大変危険です。
女性の活躍、パートタイムの拡充、シニア層の活用、外国人材の雇用、業務委託という選択、などなど採用に困っていない企業は当たり前に取り組んでいます。企業の変化がより内部の更なる好循環を生んでいます。
今回の『雇用維持・継続のための人事交流・人材派遣支援について』は、中小企業においてすごく有意義な取り組みであると感じましたので取り上げてみました。是非活用して【雇用を守り、企業を守る】結果につながるといいですね。
『富山の人材不足解消と外国人との共生をサポートする』
『あなたのお困りごとを解決して共に笑いあえるパートナーに』
オフィス スマイルベアー 山口 真二