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意外と早かったVISA(ビザ)発給!『ベトナムからの入国だけど・・・意外と大変な感染拡大防止対策を解説』

先月30日から開始されたベトナム・タイからの外国人の入国緩和

※【数万人が待機!?】『ベトナム・タイから入国緩和!』~本日7月30日より査証(ビザ)発給開始~

日本のお盆開け早々に、お客さんのエンジニア『技術・人文知識・国際業務』で入国待ちだったベトナム人が来日可能になりました。査証が発給されて、現在飛行機チケット予約段階です。

しかし入国には、新型コロナウィルス感染拡大防止のための様々な対策を講じる必要性が・・・。

結構大変な対策だったので、『どうすればいいの?』を具体的に解説していきます。

◎具体的な入国イメージは?

今回のように日本に入国する外国人のイメージはコチラの画像となります。※日本人向けの対策は記載しませんので以下リンクよりご確認ください。

※外務省HP『国際的な人の往来再開に向けた段階的措置について』より引用

ビジネストラック:主に短期出張者用。

レジデンストラック:主に駐在員の派遣・交代等、長期滞在者用。

◎具体的にどのような対応が必要なのか?

上記のイメージをもとに、具体的にどのような対応が必要なのかを説明します。

まず、入国しようとする外国人は母国で査証を発給してもらう必要があります。その為には受け入れる日本の企業より誓約書や、引き続き受け入れ可能である旨の申告書を送ってもらう必要があります。その上で14日間の健康モニタリングを行い、PCR検査を受けて検査証明を取得します。これらの必要書類は全て入国時に必要です。

その上で日本への入国時に空港の入国審査と同時に全員強制でPCR検査を受けます(予約不要、無料)。出国前、入国時どちらも陰性で初めて入国となります。入国後は、陰性であったとしても14日間の防疫措置を取らなければいけません。

公共交通機関の使用が禁止されます。その為、企業側が空港まで車で迎えに行く必要があります。迎えに行けない場合などは、空港付近のホテル等の宿泊施設で14日間待機が必要です。車で迎えに行っても自宅や寮で14日間の待機が必要です。

14日の間にしなければいけないことは、民間医療保険の加入や、Googleマップを活用した位置情報の保存(これにより移動した場所がわかります)、毎日Lineでの健康状態の報告、COCOAの導入等があります。

アプリなどの対応はそれほどではありませんが、遠方の場合は特に、送迎の部分が一番の問題点となってきます。車で送迎ができる場合ならまだしも、そうでなければ14日間ホテル泊です。なかなかの費用が掛かります。ホテルも受け入れができる宿泊施設は限られています。ちなみに空港までの送迎から宿泊、食事までを委託できる期間も増えているようです。

実際に必要な書類や手続については以下の通りです。

◎必要な手続・書類

※外国人の方は、必ず有効な査証又は再入国関連書類提出確認書、加えて、検査証明が必要となります。(査証発給又は再入国関連書類提出確認書の発行の申請は、こちらのページを御確認ください。)。入国時に検査証明(又はその写し)を提出できない場合、出入国管理及び難民認定法の規定に基づき、上陸拒否の対象となります。

必要な手続きや書類は、ビジネストラック、レジデンストラック共にほぼ共通ですので合わせて解説します。

【必要書類】

【その他必要事項】

  • 出国前14日間の健康モニタリング
  • 入国時までの民間医療保険(滞在期間中の医療費を補償する旅行保険を含む。)への加入
  • 入国後14日間のLINEアプリを通じた健康フォローアップ
  • 接触確認アプリの導入
  • 入国後14日間の既存の地図アプリを通じた位置情報の保存

◎具体的な措置として

有効な査証又は再入国関連書類提出確認書

※今回は現地送り出し機関を介し、現地での手続きは送り出し機関が対応している為、査証発給手続きについては省略します。

出国前14日間の健康モニタリングと『質問票』の記載

対象者は、本邦入国前14日間の検温を実施してください。発熱(37.5度以上)や呼吸器症状、倦怠感等を含む新型コロナウイルス感染症の症状が認められる場合は渡航を中止してください。健康モニタリングの結果の事前提出は不要です。本邦行の飛行機の機内で配布される『質問票』に健康状況として反映してください。

『検査証明』(又はその写し)の取得

対象者は、対象国・地域からの出国(搭乗予定航空便の出発時刻)前72時間以内に、出発国・地域で『検査証明』を取得してください。検査証明の様式は、原則として所定のフォーマットを使用し、現地医療機関に記入及び署名を求めてください。

※当該フォーマットに対応する検査機関がない場合には、任意の様式の提出も可としますが、検疫及び入国審査に時間がかかることがありますので御了承ください。なお、任意の様式は、(1)人定事項(氏名、パスポート番号、国籍、生年月日、性別)、(2)COVID-19の検査証明内容(検査手法(所定のフォーマットに記載されている採取検体、検査法に限る)、検査結果、検体採取日時、検査結果決定年月日、検査証明交付年月日)、(3)医療機関等の情報(医療機関名(又は医師名)、医療機関住所、医療機関印影(又は医師の署名))の全項目が英語で記載されたものに限ります。

『誓約書』『本邦活動計画書』

誓約書(外国人ビジネストラック)PDF

対象者の受入企業・団体は、『誓約書(外国人ビジネストラック)』(追加的な防疫措置の実施を確保するために必要な措置をとること等を受入企業・団体が誓約する書類)及び『本邦活動計画書』(誓約書の添付書類。本邦入国後14日間の滞在場所、移動先等の対象者の活動計画につき事前に申告するもの。)に必要事項を記入・署名した上で、出国前に対象者にお渡しください。その際、受入企業・団体は、アプリの導入・設定方法や必要書類について十分理解した上で、対象者に対して丁寧な説明を行ってください。

誓約書(外国人レジデンストラック)PDF

対象者の受入企業・団体は、『誓約書(外国人レジデンストラック)』(追加的な防疫措置の実施を確保するために必要な措置をとること等を受入企業・団体が誓約する書類)に必要事項を記入・上署名した上で、出国前に対象者にお渡しください。その際、受入企業・団体は、アプリの導入・設定方法や必要書類について十分理解した上で、対象者に対して丁寧な説明を行ってください。

※レジデンストラックの場合は『本邦活動計画書』は必要なし。

入国時までの民間医療保険(滞在期間中の医療費を補償する旅行保険を含む。)への加入

対象者は、入国時に民間医療保険(滞在期間中の医療費を補償する旅行保険を含む。)に加入しているようにしてください。なお、入国時点で日本の公的保険制度(健康保険や国民健康保険など)に加入している場合は、この限りではありません。

入国後14日間のLINEアプリを通じた健康フォローアップ

対象者は、企業の受入れ責任者に入国後14日間毎日、健康状態の報告を行ってください。(その後、企業の受入れ責任者は、あらかじめ設定を済ませたLINEアプリを通して、対象者の健康状態の報告を行ってください。)対象者本人が日本語でのやりとりが可能であり、かつ日本国内の電話番号のスマートフォンをお持ちの場合は、対象者本人がLINEアプリをインストールし、健康状態の報告を行うことも可能です。

※LINEを活用した健康フォローアップのお願い(受け入れ企業の皆様へ)

接触確認アプリの導入

対象者は、本邦入国時に、スマートフォンに、厚生労働省が指定する接触確認アプリを導入し、入国後14日間、同アプリの機能を利用してください。

※新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) COVID-19 Contact-Confirming Application

入国後14日間の既存の地図アプリを通じた位置情報の保存

対象者は、本邦入国時に、スマートフォンの地図アプリ機能等を利用した位置情報の保存を開始、入国後14日間、位置情報を保存してください。

※グーグルマップ 位置情報設定⽅法

注意事項

上記のLINEアプリ、接触確認アプリ、地図アプリ等の導入・設定等について、入国時に空港の検疫・入管で確認をさせていただきますので、導入・設定について準備をしてください。

※なお、LINEアプリを通じた健康フォローアップに対して毎日連絡がない場合や、対象者が陽性と判明し保健所の調査にご協力いただく際に接触確認アプリの導入や位置情報の保存が確認できない場合等には、誓約違反と見なします。誓約違反した受入企業・団体は、関係当局により名称を公表され得るとともに、今後当該企業・団体の招へいする者に対し、本スキームに基づく本邦入国が認められない可能性があります。

◎関連情報リンク

在ベトナム日本国大使館HP

外務省HP『新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化に係る措置について』

法務省HP『新型コロナウイルス感染症の拡大防止に係る上陸拒否等について』

厚生労働省HP『水際対策の抜本的強化に関するQ&A』

 

長々と文章ばかりの読みづらい内容になってしまいました。汗)言葉で伝えるのは大変なので、外国人の受け入れでお困りの方はご連絡ください。詳細に説明させていただきます。いずれにしてもこれから徐々に緩和されていくと思いますので、内容も変化していくかもしれません。実際の受け入れには公式のHP等でよくご確認ください。

 

秋から冬に向けて、さらに新型コロナウィルスが増加するといううわさも耳にしますが、一日も早くこれまで通りの生活に戻れることを願います。

『ニーズをカタチに!』

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